田辺木材ホームの建築について気密性能

高気密住宅といったら、『息苦しい』とイメージされるかもしれません。
昔の日本家屋は隙間だらけでした。現代ではアルミサッシや合板の普及により気密性は高く(中気密)なっていますが、最近まで(2003年シックハウス法の施行)、換気はほとんど無視されてきました。
その結果、『壁の中で結露が発生』『グラスウール断熱材にカビが発生』『ダニの繁殖』→『ハウスダスト』『アレルギー』という、問題が表面化してきました。
最近では、地球温暖化やヒートアイランドの影響、エアコンの室外機、車の排気ガス、黄砂、花粉、PM2.5など、外の環境が益々悪化してきています。

『せめて家の中だけでもいい空気環境で過ごしたい!』それには、高気密住宅にするのが一番ではないでしょうか…!

気密の目的は?

  1. 1 計画的な換気計画を行う
  2. 2 隙間風を防止する
  3. 3 冷気・暖気を逃がさず断熱性を維持
  4. 4 湿気をシャットアウトし結露を防ぐ
  5. 5 防音効果を高める
  6. 6 花粉やホコリを室内に入れない 

※ショートサーキットの図

隙間だらけの家だと換気装置の廻りの空気のみが排気され(ショートサーキット)、湿気た(汚れた)空気が滞留するところがでてきます。
給気口から新鮮な空気をとりいれて、家の中を一巡させ、換気装置から排気する。
こういった計画的な換気を実現させるには、気密性能が最も重要になってきます。

※気密性能と給気口の関係

理想の換気は、機械で100の空気を排気したならば、給気口から100の空気を入れることです。
上記の図のように、気密レベルC値=5.0の場合、給気口から入る空気は15%程度です。
気密レベルC値=1.0の場合で、やっと50%になります。いかに気密が大事かお分かりだと思います。

※記事にも掲載されました。

真の性能を発揮させるためには、気密をより高めなければなりません。
気密性能は、隙間相当面積(C値)で表します。サッシが取付き、気密断熱工事が完了した段階で、第三者の気密測定士によって測定します。
気密測定では、隙間の『バラツキ』もわかります。隙間が集中するとそこが大きな弱点となり、結露発生のリスクが高まります。気密は単にすきま風をなくすためだけはないのです。『連続した断熱層』と同様に、『連続した気密層』の確保が重要です。

気密性能“C値”とは?

気密性能は、相当隙間面積“C値”で表します。
実質床面積1㎡あたりに、どれほどの隙間があるかを表す数値です。

[C値 cm2/m2] =(建物の隙間の総面積cm2)÷(実質の延べ床面積m2)

数値が小さい程、気密性能が高いことになります。
※実質延べ床面積が150m2の家で、C値=2.0 の場合、隙間は全部で 300㎝2あることになります。

※気密測定 風景


※気密測定で大事なのは、建物完成後の入居されるときに
近い状態で検査を実施することです。

気密断熱工事が完了した直後、給気口や換気ダクト、ポーチ等の屋外照明配線、電気・電話線・アンテナ線等の引込口、エアコンのスリーブ等の開口をあけてない状況で測定すれば、良い気密値(C値)がでるのはあたりまえです。後日、隙間の補修を行わずに給気口等の開口をあけた場合、そこが大きな欠点となり結露が発生する欠陥住宅になりかねません。田辺木材ホームでは、開口をあけた個所を簡易発泡ウレタンや気密テープで補修を完了させた状態で気密測定を実施します。しかしエアコンのスリーブは、建物完成後にエアコンの機種に応じて開口位置が変わります。従って、エアコン取付工事の際に気密の補修をしっかり施さなければなりません。
完成後に再度、気密検査を実施することも可能ですが、第三者の気密測定士に依頼するため、費用がかかってきます。

※簡易発泡ウレタン・気密テープでの補修風景


給気口の室外側貫通部分を気密テープで処理


電気配線の室外側貫通部分を気密テープで処理


貫通部分はこんなにあります。


給気口の室内側貫通部分を簡易発泡ウレタンで処理


電気配線の室内側貫通部分を簡易発泡ウレタンで処理

C値=床面積1㎡あたりの隙間相当面積(cm2/m2)

●一般的な気密住宅の基準
C値=5以下
●田辺木材ホームの気密性能の保証値
C値=0.7以下
●田辺木材ホームの気密性能の目標値
C値=0.2以下